ボイトレ山9合目キャンプ

ボイトレ山9合目キャンプ第10話  いよいよ9合目の絶景に差し掛かったようだから、ゆっくり休みを取りながら、ここ迄の登頂を振り返り、ボイトレ山をふもとから見つめ直してみようか。  9合目のまとめを兼ねて思い出してみよう。 N「無計画な入山はトラブル続きの危険な登頂が目に見えているから、ボイトレ山でも初めの一歩は入念にチェックしておこうね。...
ボイトレ山9合目キャンプ第9話  9合目の空気感を感じ始めたら少し別角度から見つめなおしてみよう。  自然界で圧倒的に多いのは、1+1=2(一対)、と言う算数だよね。例えば動物は、目・鼻・耳・肺・手足・・・全て一対で身体は形成されている。ということは声を作る声帯も左右一対の筋肉片で成り立っている(三つ目の動物はお目にかかった事が無い)。...
ボイトレ山9合目キャンプ第8話  9合目キャンプの空気に慣れてきたようだから、ザイルにぶら下がって空中に飛び出してみよう。  地上の安定感を忘れて山頂近辺の気体と同化してみると、薄い大気と身心がじゃれあっていることに気がついて、自分を見直すきっかけになることに加えて、ボイトレの脱力感を改めて認識するかもしれないね。...
ボイトレ山9合目キャンプ第7話  9合目の高度では当然風は強くなる。  この流れる風は、岩の中・樹木の中・水の中・・・をかすめて行くだけで内側には入れない。  でも風は、わずかのスキマがあれば入り込んで来れる。  ボイトレの難解さはこの隙間風を捕らえるセンサーが、身体の中に無いことにあるのさ。...
ボイトレ山9合目キャンプ第6話  9合目中間地点に差し掛かったみたいだから、ビバークして夜の幻想に溶け込んで見よう。  ビバークがてら、笑わせて考えさせる「イグノーベル賞」の話題でゆっくり流れる時間とたわむれてみようか。...
ボイトレ山9合目キャンプ第5話  前回は少し休憩を挟みながらだったけど、舌の脱力の難しさや、舌が息の出入口にある事が何となく分かって来たんじゃないかな?  のど・舌・鼻腔・・・等を頭蓋骨内に付属するものと考えれば、9合目から頂上に相当するエリアとなるよね。ボイトレ山では登頂間近の最重要ポイントとなるから見過ごすわけには行かない。...
ボイトレ山9合目キャンプ第4話  腹式呼吸の完成を目指し、少しスタンディング休憩を取りながら深呼吸で全身の細胞へ新鮮な酸素を宅配しておこう。  この時の深呼吸は、大アクビをする感じで全身を反らし、口を大きく開いて喉の空間を最大限に開く意識で行うと声のキャパを増やすきっかけと成るんだ。...
ボイトレ山9合目キャンプ第2話  9合目での風は平地では見られない強いレベルで吹き荒れるからね。今回は風の強さに焦点をあてて登頂を始めよう。  ボイトレ山9合目の風力を高めるためには、呼吸の原理を初心に帰って見直してみよう。 N「呼吸システムの最もシンプルな原理である球体呼吸を、もう一度おさらいしておこうね。...
ボイトレ山9合目キャンプ第1話 Bincoの体力で9合目に辿り着くなんて大したもんだぞ。 ボイトレ山と言えども、険しさはチョモランマに負けるとも劣らない嶮しい道のりだから9合目での仕上げはきついけど楽しいことも満載だぞ。...