· 

ボイトレの実例の登場人物紹介

Binco…本名は敏子(としこ)88歳。通称Binco(びんこ)。ペンネームは里佳(りか)。理科は苦手。百人一首遊びが好きだった。1人息子が10代後半の時に、主人と死別。それでも息子をW大からM銀行へと育てた。

今は都営住宅の1人住まい。物忘れ・糖尿と付き合いながらも足腰・会話・カラオケのポテンシャルは相当なもの。恐らく、生まれついた心身の柔軟さにあるとNoriは見ている。裕次郎・テレサテンの歌は、かなりお得意。冗談話しでの、とっさのアドリブギャグ返しは年を超越して鋭い。物忘れとのギャップの大きさに、Noriはいつもあぜんとする。声も容姿も10~20歳さかのぼった雰囲気を漂わせている。

 

Nori…本名は繁徳(しげのり)78歳。バツイチ独身。以前の虚弱体質を反省して人生後半は健康オタク。40代後半に山とスキーに入れ込み、呼吸の大切さはをこの時実感していた。この流れで定年後の趣味をカラオケと決めた。この歌唱力を 理系知識で解析すると発声急所をどんどん指摘してくれる上、脳トレの難解さが、スキー並みの爽快感をくすぐってくれる。 気が付いたら、95点を超える歌唱力が身についていた。菅原洋一の曲が好き。今は階段をうさぎ跳びで上がるのが苦にならないくらいになっている。カラオケサークルで知り合ったBincoとは10年ほど相棒として支えあっている。